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ナミさん好きによる徒然なるブログ
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いよいよオタクの婚活パーティに行く当日が来た。
男の緊張はピークに・・・


詳細は追記に、興味ない人はスルー!

 




パーティ当日は全く落ち着かない、緊張で思考が働かない。
と、とりあえず会場に向かおう。
会場は近い、先にネットで調べておいたし問題は無い。

しかし、いざ会場に行こうとしたら迷った。
おい、地元民なのにどうして迷う、調べたのに何故迷う!?
焦りから色々と駄目になる男、だが割といつもの事だった。
交番で道を聞いて会場に辿りつく男、いきなり不安だ。

会場に着くと、すでにそれっぽい方々が居た。
この人達全員オタクなのだろうか・・・
チラチラと周りを見てみると、そうは見えない人も一杯居る。

最早何が正解なのか・・・とりあえず受付を済ませて中に。
なんか番号札渡されて席に案内された・・・
すでに何人かの男女が席に座っている。
この時、あ、あの人可愛いなとか、色々と見てしまうのは男の性である。
一体あの人はどんなオタクなのだろうか、
と、明らかにオタクに見えない人もおり、不思議な感じである。


男が座らされた席の前にも女性が居た、気軽に話しかけてみようか。
と、思ったら向こうから話しかけて来てくれた。
「場所分りましたか?」「いえ、迷いました」
「「ですよね~♪」」

道に迷った事で意気投合、そうかオタクは仲間意識が強いもんな(違
割ときさくな人だったのか、そのまま少し話しこむ。
聞けばその女性はジャンプが好きとの事、
女性と漫画の話題などしたのは何年振りだろうか・・・
イベント会場以外でこういう話題をするのは凄い新鮮だった。
この時、偶々前に座ってくれていた女性のお陰で緊張は無くなってくれた。

そして全員が揃ったようで、司会者の方の挨拶が始まった。

「ようこそ、今日は○○のオタク婚活パーティへ♪」
「ところで皆さん・・・本当にオタクですか?」
「全然そうは見えませんねぇ♪」

会場に少し笑いが漏れる、この司会者・・・完全に慣れてやがる。
オタクが緊張しやすく、こういう場が苦手だって事が良く分かっている。
ありがとう司会の人! 男も凄い和んでたよw

 

軽い挨拶の後、パーティのシステムを説明される。
男性20人、女性20人の非常に大人数のパーティ。
1人1人と話せる時間はそう多くは無い。
まずは3分間の自己紹介を男女1対1で行い、
それを20人分行う、3分×20人=60分
という事は、約1時間の間しゃべりっぱなしという事になる。
それも異性の方としゃべりっぱなしである。
しかもしゃべる人間が3分毎に入れ替わる・・・これはカオス。

手元にはあらかじめサイトで応募する時に入力した
自分のプロフィールカードがある、それを自己紹介時に
相手のプロフィールカードと交換し、互いに聞きたい事や
話したい事があればそれらについて話す、という形だ。

ここで私が自分のプロフィールカードをどう書いたか確認しよう。
好きな作品「東方」「アイマス」「ボカロ」「シュタゲ」
休日の過ごし方「ニコニコ動画鑑賞」「ピクシブへのイラスト投稿」

しまった、正直に書き過ぎている

これで一体女性はどこに喰いつくというのか・・・
余りにも正直に書き過ぎており、色々とまずかった事に気付く。
女性の方のプロフィール、というよりも好きな作品は多岐に渡っていた。
BASARAなどを書いている人も多く、まどかマギカなども人気だ。
中にはドラクエが大好きな人や、テイルズが大好きな人、
更にはアクションゲームが大好きでデビルメイクライなどを書いてる人も居た。
やはり皆オタクである事は間違いが無いようだ、これは中々面白い。

だが、そんな面白い自己紹介も実際は3分間しか相手と話が出来ない。
この3分というのが曲者で、意外と話してるとあっというまであり
中々相手を印象付ける前に終わってしまうのだ。
しかも、会話の余韻に浸る間も無く、次の会話相手と話し始めなければならない。


1人、2人と話している内に、会話自体には慣れてくる。
しかしだ、相手に自分を印象付けて貰えているかと言うと
非常に難しい気がしてきていた、それぐらい入れ替わりが激しいのだ。


10人が過ぎる頃には男女共に会話に疲れてくる
この辺りで正直男は「これは・・・アピールが上手くないと厳しいな」
と、若干匙を投げかけていた、さっきから会話も
相手が違っても似たような事ばかり話している気がする。

そんな中、パーティ会場の中で一番可愛いと思っていた女性の方と話す機会が来た。
(なんだこの人・・・可愛すぎるだろ)
プロフィールを見せて頂くと、
好きな作品がいくつか被っていたので、それらの会話をした。
まぁここまでは今までの流れとなんら変わらず、それ程印象には残らなかった。
だけど、その方だけは私が絵を描いているという部分に喰いついてきた。

「ピクシブに絵を投稿されているのですか?」

「え、あ・・・はい、下手ですけど」

「私も絵を描くんですよ・・・とても人には見せられませんけど」

そう言いながら凄い良い笑顔でこっちを見てくれた。
なんだこの人、天使か何かか? っと、それよりも絵に興味を持たれたか。
ピクシブにイラスト投稿は確かにしているし、なんら問題は無い。
しかし、その下手糞加減は郡を抜いているしな・・・
大体、自分で絵が下手だという人は大体絵が上手い、
男は例外でそのまま下手だが。


「昔から模写とかが好きで、その延長でPCで絵を描き始めました」

「私も模写ばっかりで~」

む、意外と絵の話題が長く続く、中々ここまで触れなかった話題なので
私も色々と使っているソフトや、何の絵を描いているかなどを話した。
東方と正直に言ったが、相手の方は東方自体は知っているが
中身はさっぱり分らないという事らしい、ニコニコを知らないと言っていたので
そりゃ中々知る機会は無さそうだな、と思った。


そうして、その方との自己紹介も終わった。
相手の女性はダントツで印象に残った。
正直、容姿に惹かれたのも大きいが、
積極的に質問をして来てくれたのは、その方ぐらいだったように思う。

 

全員分の自己紹介が終わると、少し休憩時間があった。
男性は男性で集まり、女性は女性で集まっての休憩だ。
この時の男女のくつろぎっぷりは凄い。
やはり同姓同士だと気兼ねする事無く話せていた。
だが、この時男は
「つかこの後、この人達と女性の取り合いするんだよな・・・」
と、わりかしリアルな事実が頭を過ぎっていた。


休憩が終わると話したい相手を指名してのフリータイムがあるという。
そのフリータイムは10分間、先程とは違い随分時間が長い。
相手を指名してというのは素晴らしいが、当然指名が被ってしまう事もある。
被ったら複数でお話しても良いとの事だ、なるほど、そりゃ安心。

いや、安心ではなかった。

そのシステムだと、場合によっては指名されずに余るという事にならないか?
余ったら他のグループに入れて貰って下さいね、とでも言うつもりか?
馬鹿な、話したい相手と二人きりで話せる時間にどうやって
私も会話に入れて下さいなどと、空気の読めない発言をせねばならぬのか!
恐ろしいシステムだ・・・ガチで膝が震えてきやがる。

この辺りから割りと本気で戦略を練り始める男。
滑稽過ぎてどうしようもないが、ここは最早戦場である。
ここまで来て恥ずかしいなどと、心を押さえつけても仕方無い。
男は先程絵に喰いついてくれた女性を指名しようと思っていた。
こうなったら、男が指名する時に真っ先に彼女を指名して話そう。
ここは自己アピールを逃してはならない、ここが勝負所だ!!

大分パーティの熱にやられており、相手が男に興味あるかどうか
という部分が若干考えられておらず、勢いだけになってきていた。
そんな男の頭が冷静にならざるを得ない事態が発生した。

指名は女性から男性に、でお願いします。と主催からの指示。

なん・・・だと・・・?

誤算、完全な誤算、こちらから声を掛けるのは問題無かった。
しかし、相手側からの指名だと・・・男が待つ側だと?
予想外過ぎた、いや、当然その形があるのは分っていた。
だが、先に男性が女性を指名すると思っていた。
女性から男性に声を掛けるという事は、
その女性が誰に興味を持っているのかが分るという事だ。


これは・・・当然、選ばれないという恐怖と共に
自分が興味ある女性が、他に興味がある男性が居るというのが分る瞬間だ。
これは・・・結構きつい、こちらからなら勢いで行ってしまえるが
女性側が誰に興味ある、と分ってしまっているケースでは
その勢いは若干隠れてしまう、完全にチキンである。
そこであいつより自分に興味を持たせてやるぜ!
と、ならないのがこの男の駄目な所だ。


この時の男のテンパリ具合は凄まじいものがあった。
もう、誰でも良いから選んでくれ・・・
余り物になって晒されるのだけは避けたいな・・・
という、情けなさ過ぎる思考になっており、泣きが入りそうだった。


でも、男はこの場合に起こりえる一つのケースが頭から消えていた。
消えていたというか、真っ先に消えるケースと思い込んでいた。
それは、自分が興味ある女性が、自分を指名してくれるというケースだ。

「あの、良かったらもう少しお話しませんか?」

「へ?」

「絵のお話、もう少し聞きたくて」

何が起こった? え? 向こうから来てくれたの?
え、あり得るのか?
自分が興味持った人が、相手からも興味持ってくれてるとか
こういうのって漫画だけで、実際は全く上手く行かなくて
すれ違いで終わっちゃうケースだよね?
自分の理想道理に展開するなんてのは、夢と妄想ぐらいだろ?

混乱ここに極まる。しかし、素直に思ってしまった。
あ、これ凄い嬉しい、と。


色々と頭の中で考えていた事は全て吹っ飛び
目の前の方との会話に集中し、あっというまに10分が経った。
男から選ぶフリータイムは当然その方を指名。
色んな事を話す事が出来て、
ほんの少しだけどお互いの事を知れた気がした。


そして全ての催しが終わった。
後は最後にカードにカップルになりたい相手の
番号を紙に書き、提出するだけだ。
ここで紙に書く番号を間違えたら悲惨である。
そのせいでカップルになれなかった場合も、
そのせいで予期せぬカップルになった場合も、
色々な意味で悲惨である。

当然、男は一番印象に残ったイラストの話をした女性を書いた。
というか、この人としか全く話をしていない。
選択肢などない、自分がこの人が良いと思った人を素直に書いた。
後は・・・待つだけだ。

運営の方が紙を集め、集計中は再び男女別れての休憩。
言いようの無い不思議な空気感があった。
(ここで決まったカップルが・・・結婚するかもしれないんだよな)
婚活で出会ったカップルは上手く行かない、
というような事を良く耳にする。
突然メールが来なくなったり、会わなくなったりと
大体はすぐに駄目になる、という話は事前に聞いていた。

カップルになってからが本番、という訳だ。
つか、そんなの男から言わせれば当たり前だと思うが。
ここはあくまでも出会いの場だ、そっからの人生プランぐらい
ある程度は考えてこの場に来ている。
というか、結婚を本気で考えているからこそ、ここに居る。
とはいえ、そこまで実際に考えられる相手と出会えるか
それだけはやはり、この婚活という場では運要素が強いと思う。
だが、それだけに、この中で自分と合う女性と巡り合えたのであれば
陳腐な言葉かもしれないが、それはやはり運命なのかもしれない。


集計が終わった・・・いよいよ発表の瞬間である。


人生でこれ程に緊張する瞬間があるだろうか?
経験した人にしか、これは伝わらないかもしれない。
大げさかもしれないが、ここでの結果が
本当に自分の人生を左右するかもしれないのである。
なんら影響を及ぼさないかもしれない、
でも、そうじゃないかもしれない。
こんな経験そうそう無いな、そう思いながら発表は始まった。

今回成立したカップルは~○組です!
敢えて実際の数字はここでは割愛するが、
割と成立しているように思う、そしていよいよ番号の発表だ。
○番と○番の方!カップル成立です!おめでとうございます!!
呼ばれたカップルは起立し、座っている男女から祝福の拍手が送られる。

くわぁ・・・これは恥ずかしい。
そして、呼ばれなかった事に対する不安。
番号は数字の順番では無く、敢えてランダムで発表しているという。
糞っ、運営はこちらの反応を見て楽しんでるだろ絶対!!


どんどん番号が呼ばれていく、
成立した組数が先に発表されているので
後何組カップルが出来ているというのが分っている状況だ。

後・・・2組!!
本当に緊張する、この時の頭の中の混乱は本当に筆舌し難い。
大丈夫だ!と思う気持ちと、
でも、もしかすると・・・という気持ちの葛藤が生まれていた。
ここで絶対に選ばれている!などと自惚れてしまえるような人間なら
良かったかもしれないが、チキンな男は不安で一杯だった。

その時、○番と○番の方!カップル成立です!!
呼ばれた、確かに呼ばれたぞ!!
男は起立し、相手の方を見る。・・・あれは、照れてるのかな?
ちなみに、男は完全に顔が赤くなっていたと思う。
こんな空間でカップル成立です!とか言われて
拍手の中に晒されたら、そりゃ照れるわ。


そして発表が終わった。
カップルになれなかった男女は、その場で帰宅を宣言される。
しかも、男女別で帰る為、ここでカップルになれなかった男女が
パーティとは別で飲み会に行く、などはルール上出来ない様だ。
(まぁ、この辺りは上手くやっている人も居そうだが)
現実は非常である、ここで帰る立場になっていた場合
その心の中に一体どれだけの哀愁が漂ってしまうのか。

だが、男はそれどころでは無かった。
様々な葛藤と闘い、ようやくこの瞬間に至ったんだ。
自分のこれからの事を第一で考えるべきだ。

カップルになった二人は、
一緒に帰って下さいという運営からの指示。
ようするに、後は二人でお好きにどうぞって奴ね。
ここはまぁ妥当な所だろう。
パーティが終わったのは夕方少し前ぐらい。
確かにまだ帰るには少し早い時間だ。
こういう部分も含めて時間が設定してあるのか、と感心した。


よし、折角カップルになったんだから
ここは男側からこの次のお店に誘って・・・

「良かったら、この後お茶しませんか?」

「・・・はい!」

普通に向こうから誘われてしまった。
あれ、こういう時は男がリードした方が良かったんじゃ?
考え込む男だったが、その後のカフェで2時間程話した。

カフェでの時間はあっという間だった。
更に色々な事を話し込んだが、
やはり、趣味が共通しているというのは大きい。
好きなジャンルこそお互い違うが、
隠す必要が無いので色々な事を話せる。
このアドバンテージは普通の人との恋愛とは
また違った気持ちにさせてくれた。

当たり前の話だが、この時点では
お互いにまだ恋愛感情など一切無い。
今日出会っていきなり、そんな気持ちなど沸いて来る筈が無い。
この日に出会ってお互いの心に芽生えたのは
「この人なんか良いかも」と、その程度の事である。

カップル成立でそこで終わりではない。
ここからが、本当の意味での始まりだ。

 

男の話はここでまぁ終わりである。
この出会いがその後どうなったか、
などまでは詳しくは書くつもりはないし。
その必要も無いと思う。

ただ、男は自分が理想とする相手を見つける為に
自分なりに最高の形で結果を出せた、と思っている。
少なくとも今回の出会いはオタクの婚活に参加しなければ
絶対に無かった出会いであり、男が参加していなかったり
相手側が参加していなかったら、また違った結果になっていた筈だ。
そんな奇跡的な確立の中で出会えたという事に
男は素直に感謝し、喜んでいた。

 


なんでこんな記事を書いたのか、というと
「彼女が出来ました!」とかそういう話ではなくて
(いや、まぁ嬉しかったのは確かなのですが)

諦めずに行動する事によって、結果がついて来た。

という部分をブログに書いてみようかなぁって感じです。
割とアクティブな私ですが、今回の件に関しては
本当の本当に行動してよかったなぁって思ってます。
私だけの気持ちで書くと、趣味が合ってさらに容姿も素敵で
性格も合って、お互いを尊重しあえる方と出会う。
なんてのは割かし夢物語でしたが、実際に出会ってしまいました。


こんな事ってあるんだなぁって思いました。
どこかで婚活なんて・・・って今までは思ってましたけど、
実際に自分が体験してみると、凄く面白かったなと思います。
当然、それは私が良い結果を得られたからの意見ですが。
割と恥ずかしいですが、自分の人生において
ここまで「やって良かった!」って実感出来た出来事は無いかも。
それぐらい自分の中では衝撃的でした。


ここまで来て、ようやくスタートライン。
こっからがまだまだ長いのですが、
それもまた楽しんでみようと思います。
もし、この出会いがずっと先まで上手く行ったのならば
これは私の人生の中においてきっと一生涯誇りに思える出来事です。
この記事を書いた事を、私が後に振り返って
どう思えるか、というのも自分としては少し楽しみです。












つーか、割と本音な一言を。


あきらめないでよかったぁ!!!

 

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