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ナミさん好きによる徒然なるブログ
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さぁ、いきなり始まったブログだけの新コーナー!
第一回目の今日は「フルーツバスケット」の作者でもある、高屋奈月先生が現在連載中の
「星は歌う」の第3巻をレビューしちゃうよ? なぜいきなり3巻なのか? それが最新刊だからさ!
面白そうに感じたら男の子も女の子も遠慮せずにどんどん買っちゃいなよ? 

このブログを読んでいる君達!(いるのかな?)
まさか忙しいとか言いながら漫画レビューが始まるとは誰も思わなかっただろうね。

あぁ、私も全く思わなかった。
結構本気でレビューしてるので注意w

つづきは →から


「星は歌う」 第3巻レビュー

●キャラクター紹介(本文より抜粋)

・椎名 サクヤ(しいな さくや)
星が好きな高3年の主人公の女の子。 後見人の奏と二人暮らし。
チヒロに自分がチヒロを好きだと自覚する前に振られてしまう。

・葵 千広(あおい ちひろ)
サクヤが誕生日に出逢った不思議な少年。サクヤのクラスに突然転校してきた。
なぜかサクヤにだけいじわる。

・奏(かなで)
サクヤの親代わりとして同居している男、色々とダメな人。
ぶっきらぼうで口が悪いが、サクヤには少しだけ優しい。

・本城 聖(ほんじょう ひじり)
サクヤのクラスメイトにして親友の女の子。美人だがかなりの毒舌家。
サクヤにはベタ甘である。

・村上 優里(むらかみ ゆうり)
サクヤのクラスメイトにして悪友の男の子。やんちゃなクラスの人気者。
サクヤの事を気にしている?


●あらすじ紹介(本文より抜粋)

・海辺の田舎町に奏と二人で暮らす、高校3年生の椎名サクヤ。
彼女は誕生日に、何故か自宅に居て、奏と一緒にお祝いしてくれた謎の少年・チヒロと出会う。

・彼がくれた優しい言葉と、寂しそうな笑顔が気になって仕方がないサクヤは、
もう一度出会って話がしたいとチヒロを探し始めるが、全く手がかりが掴めない・・・。

・そんなある日、突然電車の窓越しにチヒロを見つけたサクヤ。
チヒロとのやっとの再会にサクヤはドキドキが止まらないが、
再会したチヒロはあの日と違ってどこか冷たい。

・サクヤの問いかけに、「何ひとつ教えたくない」
という厳しい言葉で拒絶して去っていったチヒロ。
独りになってようやくサクヤはいつの間にか彼を好きになっていたことに気づく・・・。

・落ち込むサクヤだったが、友人の聖や優里、そして奏の不器用な優しさに触れ、
やっと吹っ切ろうと思えた矢先、高校の廊下でチヒロとバッタリ☆
なんとチヒロ=葵千広がサクヤのクラスに転校してきたのだ!!

・クラスでは人当たりが良いのに、サクヤにだけは冷たい千広。
ギクシャクとした関係が続く中で、むかえた部活動説明会。
サクヤは不慣れな説明を聴衆の男の子にからかわれパニックに陥ってしまう。
そんなサクヤを公衆の面前で救ってくれたのは千広!!
これを契機に千広はサクヤ達の星空鑑賞同好会(通称ホカン部)に入部することに。
もう一度ここから、千広との関係を築き直そうとするサクヤだが・・・!?


以下、レビュー

この漫画を読んだ事ない人の為に何かを語るとしたら、
「星は歌う」という作品の特徴の一つはキャラクターの「純」な気持ちなのではないかと思う。
主人公のサクヤという女の子は目立つ所はないものの、
友達を想い、奏を想い、チヒロを想い、とても純粋なキャラクターである事を読み手に与えてくれる。

ただ、その純粋さ故にサクヤをあまり好かないクラスメイトも作中には登場する。
サクヤの友人である聖、優里は共にクラスでは大変目立つ男女であり、
他のクラスメイトからはサクヤがなぜ一緒に居るのか分からない、といった雰囲気の中で物語は進んでいく。

実際、この第3巻では彼ら(聖&優里)が先に帰り、一人になったサクヤに対して
厳しい言葉をぶつけるクラスメイトも描写されている。

ここで、友人二人について軽く捕捉説明させて頂くと、

は優等生の女の子でクラスの人気者はあるが、実際は猫被っており、
自身の敵となるもの、サクヤをいじめる者などには鬼のように冷徹な面も見せる。
単純に言うとサクヤ至上主義である。
頭脳明晰の彼女にはいくつか秘密がありそうだが、
それはこれからのエピソードで明らかになっていくのだろう。
優里との関係は恋人などではないのだが、いずれそうなるのでは?と見れなくもない。
だが、この辺りにはまだまだ新キャラクターなども登場しそうなので分からないか。

優里は非常に友達想い(サクヤ想い?)の男の子。
明朗活発な性格でサクヤをいじめる者には容赦なく怒る、熱い男である。
恐らくサクヤが好きと思われるが、これからチヒロと三角関係っぽい雰囲気になりながら
結局はサクヤとは付き合わない・・・といった感じのポジションになりそうなキャラである。

肝心の主役である、椎名サクヤにもここで捕捉説明を。

上に書いた通り、サクヤはとても純粋なキャラクターであり
フルーツバスケットの主人公の透と良く似ているとも言える。
お弁当に「おいしいから」という理由でカレーを持ってくる(もちろんライスあり)勇者な一面も。
だが、その純粋な笑顔の奥底には過去のつらい出来事が詰まっている。
その辺りの過去話はこの3巻である程度説明が入るのだが、正直泣ける。
(私はこのサクヤというキャラクターに自分の経験が非常に重なり、涙をこらえきれなかった)

そして、ヒロインのサクヤを物語の最初から色々と振り回してくれるのが 葵 千広である。
このチヒロも過去に相当つらい事があったようで、それを匂わす描写がとにかく多い。
おそらくは過去に何か好きな人を亡くす(居なくなる、離れなければならない)
ような事情でもあったのではと思われる。(サクヤに冷たくするのは過去を繰り返したくないから?)
だが、サクヤの純粋な心と触れあい、悩みながらもサクヤに惹かれていっているようである。
まだ完全に過去の話は明らかにはなっていないが、早い段階で語られそうではある。

3巻でメインの話はやはりサクヤの過去話だろう。
サクヤは最初から奏という親代わりの男性と同居しており、両親とは一緒に暮らしていない。
この事から両親に何かあった、もしくは何か理由があり親元を離れて暮らしていると見られていたが
3巻で両親の不仲による離婚、父親の再婚相手との不仲、追い詰められるサクヤの環境・・・
といったつらい部分がどんどん明らかにされた。

この中で父親の再婚相手との不仲、これは大きくクローズアップされていたのだが、
これは見ててとてもつらい、サクヤは再婚相手とも仲良くしようと努力し始める所があるが
それを全てぶち壊す再婚相手の一言・・・これは本当につらい。

そういった経緯から両親とは別々に暮らしているサクヤ。
普段は気にしないように努めているが、ふと親の話が出てきてしまうと顔から表情が消える。
今回進路の話がどうとかの理由で帰り道に再婚相手が久しぶりにサクヤの前に姿を現す、
といった場面が出てくるのだが、
この時チヒロと一緒に帰っていたサクヤの笑顔が凍りつくシーンは中々印象的だった。

チヒロはチヒロでサクヤの過去の事情をある程度は奏から最初に会った時に聞いていたようで、
サクヤの微妙な変化を感じ取り、心配する場面も出てきている。

特に、チヒロの気持ちの変化は巻を追うごとに大きくなっており、すでに4巻(予告)では
優里とチヒロでサクヤを巡ったトラブル的な何かが起こりそうな感じである。

今回はサクヤにはつらい過去が、
そしてチヒロにもつらい過去があるという共通点を見つける事が出来ました。
この巻のテーマを勝手に付けさせて頂くならば、それは「弱音を吐く強さ」かなと。
なんだそれ?という感じではあるが、自分の弱さを人に見せるってのは大変勇気のいる事です。


人は誰もが自分の中に鍵を持っています。
その鍵は基本掛けっぱなしであり、下手をすると自分でも開けられないかもしれない。
そんな鍵を外から強引に開けてしまうなんてのはおそらく誰もしない事でしょう。
だが内側から掛けた鍵は自分で開ける事が出来るはず。そうすれば外から入るのは簡単。

恋愛ってその鍵を開ける事から始まるんじゃないかなぁと私は思います。

恋愛に絶対の答えはありませんが、相手の心の鍵を開ける事は必要かもしれません。
いつまで経っても鍵を開けないと相手は扉の前から去ってしまうかもしれない、
鍵を開けようとしないと相手はいつまでも扉の向こうで動かないかもしれない。

だから面白いんですけどね恋愛は。 恋愛は駆け引きも重要。
相手の鍵を開けるのか、自分が鍵を開けて相手を迎え入れるのか・・・
だけど、この心の鍵が開いた瞬間ってのは実は誰にも分からない。
その鍵って、自分の知らない間に開いてるんです。
そう、何時の間にかです。

恋はいつだって唐突だ。

さて、どこの少女マンガのセリフだったでしょうかね。












・・・熱が入るとつい本気で語ってしまう。これも悪い癖なのかもw
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